本敬工業の社内の仕事について

― 私たちは「何をしている会社」なのか ―

· 事業内容

「本敬工業さんは、何をしている会社ですか?」

この質問に、
私たちはこれまで
「ステンレスの加工をしています」
「プレスや溶接をやっています」
と答えることが多くありました。

ですが、正直に言うと、
それだけでは本当の仕事は伝わりません。

この記事では、
本敬工業の社内で、実際にどんな仕事をしているのか
を、できるだけ具体的にお伝えします。

仕事の始まりは「作れるかどうか」ではありません

本敬工業の仕事は、
お客様からのこんな一言から始まります。

「これ、作れますか?」

図面がある場合もあれば、
イメージや用途だけが決まっている場合もあります。

私たちが最初に考えるのは、
「作れるかどうか」ではなく、
「どう作れば、最も良い結果になるか」です。

① 内容を読み取り、条件を整理する

まず行うのは、
設計・材料・表面処理・数量・使用環境などの確認です。

なぜこの形なのか

  • なぜこの材料なのか
  • どこに精度が必要なのか
  • 図面に書かれていない部分も含めて、
    製品の意図を読み取ることが、この段階の仕事です。

② 社内加工か、外注かを判断する

次に行うのが、
「どの工程を、どこで行うか」の判断です。

本敬工業では、

  • 自社でのプレス加工
  • 自社での溶接・組立
  • 町工場ネットワークによる外部加工

これらを組み合わせて製品を作っています。

「全部を自社でやる」でも
「全部を外注する」でもありません。

品質・工程・コストのバランスが最も良くなる組み合わせ
を考えることが、社内で行っている重要な仕事です。

③ 工程を設計する

本敬工業の仕事の重心は、
工程を設計することです。

  • どの順番で加工するか
  • どの工場に、どの状態で渡すか
  • 無理のない流れになっているか
  • 工程に無理があると、品質が安定しない
  • 手戻りが増える

結果的にコストが上がるということが起こります。

だからこそ、
作り始める前に、考え抜くことを大切にしています

④ 見積は「価格」ではなく「根拠」を出す

本敬工業の見積は、
単なる金額提示ではありません。

なぜこの価格になるのか

  • どこに時間と手間がかかるのか
  • 品質を保つために必要な工程は何か
  • 工程とセットで説明できる見積
    を心がけています

そのため、
「一番安い会社」になることは多くありません。

ですが、
納得できる品質を、合理的な価格で提供する
ことを大切にしています。

⑤ 発注後は、段取りと管理の仕事が始まる

発注をいただくと、

  • 材料手配
  • 外注先への依頼
  • 社内加工の段取り
  • などが同時に動き始めます。

この段階では、
工程全体を止めないこと
無理が出ていないかを確認すること
が重要になります。

ここでも「考える仕事」が続きます。

⑥ 社内での加工と最終確認

社内では、

  • プレス加工
  • 溶接
  • 組立

などを行います。

完成後は、

  • 検品
  • 計数
  • 梱包

を行い、製品として問題がないかを最終確認します。

⑦ 納品して終わりではありません

本敬工業では、
納品して終わりとは考えていません。

  • 輸送方法は適切か
  • お客様のもとで問題なく使われているか
  • 必要があれば、納品後のフォローも行います。

社内で常に意識しているのは、次のことです。

安さよりも、納得できる品質

  • 無理をしない工程
  • 長く使える製品
  • 「早く・安く」だけを追いかけると、
    どこかに無理が出ます。

私たちは、
無理のないものづくりを続けること
を大切にしています

本敬工業の仕事は、
加工そのものではありません。

ものづくりの工程を考え、組み立てること。

それが、
私たちが社内で日々行っている仕事です。